2013.07.14
最近暑くなってきて髪を切る人が増えてきました
一言でカットといっても切り方には色々な方法があります
美容技術は日進月歩で進化していますが「カット」も日々進化しています
僕のキャリアは大体14年なのですがその前のカット方法について
知らないなーと思いカット技術の歴史を調べてみることにしました
1970年代 レザーカット ハサミで切るので無くレザーで髪を切っていました
1980年代 ヴィダルサッスーンが来日し日本のカットに革命的な影響を与える
聖子ちゃんカットの流行
80年代はなんといってもヴィダルサッスーンが来日したことです、この時代はインターネットなどが無く
遠く離れたイギリスのカット技術など当時の美容師は知る由もなく来日をきっかけにサッスーンカット
が大流行しました。このカットの方法をすることで髪は1つの造形物のようにデザインすることができます
しかし、後に流行するエアリーなヘアスタイルにそのまま適用することはできませんでした
1990年代 ワンレングス ソバージュ
90年代はワンレングスが大流行しました。このヘアスタイルはレイヤーや削ぎをいれずにぱつっと
同じ長さに切りそろえるものでロングヘアーが流行しました
2000年代 エアリーなヘアスタイル
2000年に入るとエアリーで軽いヘアスタイルが流行しました。このときまだ日本ではサッスーンカット
をほとんどの美容師は取り入れていたために髪を1つの造形物のようにデザインするサッスーンカット
では適応できないために、髪に空間を作るために「削ぎ」を使ってエアリーな質感を表現していました
2010年代 個性の時代
2010年ごろからBOBスタイルのブームとともに再び髪に「重さ」を求めるようになりましが
芸能人やモデルのヘアスタイルも短いスタイルをする人が増え、ロングの人もいれば
ショートの人もいる重めのヘアスタイルの人もいれば軽いのが好きな人もいるといった
自由なヘアスタイル選びをする人が増えてみんなが同じようなヘアスタイルをすることが
なくなってきました。ですので美容師も流行を捕らえつつもその人にとって何が一番
いいかを見抜く能力も必要になってきました。そしてカットの方法もよりサッスーンカット
の影響も受けつつも新しい方法が生まれてきています。
2013.07.13
何気なく使っているトリートメント
どのように髪に働き、髪を守っているか知ってますか?
今日は知っていそうで知らないトリートメントの役割について書いてみます
トリートメントの語源は 治療 処置 手入れ などですが
髪は傷んでしまうと皮膚などと違って自己修復できないために
元どうりに直すことができませんですので
髪のトリートメントに関していうと実際の働きは「現状維持をする」「化粧をする」
という意味に近いと思います
髪はダメージをすると水を吸い込みやすくなります(健康な髪は水をはじきやすいです)
そうすると髪の内容成分が水に削り取られてしまいます
ですので水を吸い込みにくくする=ダメージホールを埋める
これをすることでこれ以上中身が減らないようにする=現状維持です
そしてキューティクルがダメージをすると髪が絡まりやすくなり
引っかかって髪が引っ張られたりし、水が浸入しやすくなるため
キューティクルホールを埋める=表面をコートしたり、引き締めたりする=髪の化粧をする
ではなぜトリートメントをしても髪が傷むのかというと
良くないトリートメントは髪の手触りをよくするのみで
こうすると消費者の満足をえる事ができますが
ダメージの進行を食い止めることはできません
ですので内部補修と表面補修の両方をすることがとても大事です